5月2日(木)
脂肪腫手術後の経過は順調で、予定どおり退院。Netflixで「Lupin/ルパン」のシーズン1の5話を見終える。面白くないわけではないのだが、とりあえず、見るのはここまでとする。
5月3日(金・憲法記念日)
POGドラフト馬検討。「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を見る。まずまず。
5月5日(日・子どもの日)
『日本外史』を読む。巴御前は、木曽義仲を育てた中原兼遠の娘。義仲側近の樋口兼光・今井兼平は巴御前の兄。すなわち、兼光、兼平、巴はきょうだいで、兼遠の子であることを知る。湯島聖堂の「論語素読」の第2回講義。「顔淵第12」を読む。論語では「仁」は主観的な概念であるがゆえに「礼」と「知」を並んで重んじるという話が印象に残った。「仁」と言われても人は迷う。そこで「克己復礼」ということを示した。礼はいわば「仁」の具体的な行動形式であり、「知」は仁が独善的にならないよう客観性を備えさせるものとして重んじられる。ちなみに、孟子は仁の主観性を補うために「義」を重んじたという。講義後、お茶の水から水道橋、神保町を歩く。池袋西武で買い物をして帰る。夕方、POGドラフト馬検討。
5月6日(月・振替休日)
POGドラフト馬検討。今後のやりたいことなどを考える。月間計画。ウォーキング。
5月8日(水)
午前半休。外来で抜糸。
5月10日(金)
夜、久々に、立ち飲み「おお鳥」で軽く一人飲み。ここは安くでうまい。生ビール、ポテサラ、イカ下足とわけぎの酢味噌、串カツ。
5月11日(土)
『中村幸彦著述集』第13巻の「圏外文学」のところを再読。「教訓書の類は、思想、信仰そして人生論に関し、旅行記、地誌の類は知識的興味に互り、近世軍記物は史評、社会評論などを伴い、見聞集の類は報道性を持ち、伝記の類では、人物論や自己の内省を示す」。夕方、GPTの学習データの蓄積。夜、「ゴジラ-1.0」を見る。映画館で見るとすごい迫力だったろうな。『ONE PIECE』108巻を読む。
5月12日(日)
『日本外史』を読む。ウォーキング。母の日で実家に電話。ふるさと納税手配。ブログを書く。
5月13日(月)
Netflix限定版「深夜食堂」を見始める。
5月14日(火)
会社帰りに、池袋のジュンク堂に行く。
5月16日(木)
夜、新入社員のHさんの歓迎会。「タントタント ザ・ガーデンズ五反田」にて。久々に2次会にも行く。Iさん、Mさん、Eさん、Uさんと。「築地銀だこハイボール横丁 五反田店」にて。
5月18日(土)
POGドラフト馬検討。美容院。かみさんと息子がともに出かけ、夕飯は一人。西武柳沢駅近くで評判の鰻の持ち帰り専門店「浦安」でうな重弁当を買って食べる。写真の左上の温泉卵は前の晩に息子が作ってくれておいたもの。
5月19日(日)
『日本外史』を読む。銀座WINSでオークスを観戦。POGの指名馬のサフィラは頑張ったが、力負け。歌舞伎座の夜の部。伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)から「御殿」「床下」と四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは)の「四谷見附より牢内言渡しまで」を見る。
<伽羅先代萩>
・政岡役の尾上菊之助と一子千松役の丑之助は親子
・政岡が茶釜の風炉を使って飯を炊くシーン(まま炊き)は、丁寧に描いて今回は30分。この時、観客に退屈させない演技が求められる女形の大役
・八汐が千松をなぶり殺しにするシーンの八汐の表情が秀逸
・「千松が息絶えた後、栄御前は秘かに政岡を呼び寄せお家横領一味の連判状を渡します。実は千松が目の前で殺されても顔色一つ変えなかった政岡の様子から、二人を取り替え子にしてまんまと鶴千代を殺させたと栄御前が判断したからでした」(出所:「歌舞伎演目案内」https://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/686/)←この点はなかなか芝居を見ているだけでは分からない
・政岡が、乳母から母に戻っての「くどき」の場面。よかった。「死ぬるを忠義と言うことはいつの世からの習わしぞ」。くどきとは「義太夫のリズムにのって、女性が思いのたけを切々と訴える演出。女形の見せ場」(辻和子『最新版 歌舞伎の解剖図鑑』)
・連判状。もともとは「れんばんじょう」と「ぱん」は「ばん」とにごる
・床下の荒獅子男之助の右團次もよかったが、後から、花道の「スッポン」からせり上がって登場した、仁木弾正の團十郎の「だんまり」、その表情・所作が不気味な存在感を醸し出していてかなりよかった
<四千両小判梅葉>
・安政2(1855)年に野州無宿の富蔵と浪人者の藤岡藤十郎の二人が、江戸城内の御金蔵から4000両という大金を盗み出した前代未聞の大事件を、河竹黙阿弥が題材として描いた作品
・やはり、尾上松緑の声は通ってよい
・テンポよく展開するストーリー。盗みのシーンは描かず、盗み後のシーンに移る描き方
・イヤホンガイドによれば、千両箱一箱には2000両入るという。4000両だと2箱となる。1両が現代の73万円とすると、約3億となる
・武士の金打(きんちょう)。きんちょうとは「口頭で起請誓約を行なうときの作法」のこと。「金属器を打ち合わせることにより、神仏をその場に立ち会わせるために行なわれた。武士は自分の太刀、小刀などの刃や鍔(つば)などを、相手のそれと打ち合わせ、僧侶は小さな鉦(かね)、女子は鏡を打ち合わせた」(出所:『日本国語大辞典』)
・伝馬町牢屋敷のシーン。「初演(注:明治18年)の時の興行師田村成義がもと伝馬町の牢に関係した人であったため、資料を提供。(中略)その風俗描写で大ヒットした」(渡辺保『歌舞伎手帖』)。今見ても興味深かった。座礼、隅の隠居、極板(きめいた:江戸時代および明治初年に、牢内に置き、囚人に願い事などがある際、きめ棒で記して差し出させた桐板。常時4、5枚備え、牢名主らが囚人をこらしめるのにも用いられた〔出所:『日本国語大辞典』〕)、牢内の神棚は紙でこしらえていたことなど
5月24日(金)
会社の競馬仲間4人で、日曜の日本ダービーの馬券検討会を兼ねたランチに。中華の「東海菜館」に。Uさんがダノンデサイル本命の予想で、結果、大当たり。70万円を超える払い戻し。
5月25日(土)
外来に切除した脂肪腫の病理の結果を聞きに行く。問題なし。早稲田の古本屋を巡り、昼は高田馬場の芳林堂が入っているビルの下にある「広島お好み焼き・鉄板焼き倉はし」。モルツ、倉はし焼き。うまかった。またぜひ行きたい。月間計画、POGドラフト馬検討仕上げ。 『ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~』を読み終える。洗車。
5月26日(日)
『日本外史』を読む。POGドラフト馬最終チェック。ウォーキング。午後から水道橋WINSで、いつもの競馬仲間のN、Sくん、Kくんとダービー観戦。持ち馬のシックスペンスは3連勝でダービーを迎えたが、残念ながら9着。ドラフトは秋葉原に移動して、「全席個室 じぶんどき 秋葉原駅前店」にて。完全個室で、時間も長くいられて静かで、料理もうまく、いい店だった。ドラフトは戦術負けの感。
5月27日(月)
午前半休。白金台の港区立郷土歴史館で企画展「江戸の本 -本からひもとく人びとの営み-」を見る。自分は、江戸時代の武士や庶民の学びに用いられいた書物の内容や学び方に関心がある。そう意味でドンピシャの展示だった。
5月31日(金)
帰りに「おお鳥」。生ビール、ポテサラ、ごまさば、カニコロ。